エネルギー情報誌「ひろば」の案内
複雑な構造のエネルギーのお話や誤解の多い放射線に関する情報を、広く一般の方々にわかりやすくお伝えするため隔月(奇数月)に発行しております。
推薦ひろば11冊
過去の「ひろば」100冊以上の中から、当懇談会がカテゴリー別にお薦めの”一冊”としてピックアップしました。
カテゴリー別に11冊を推薦します。内容は各リード文で確認下さい。その後、魅力を語るビデオ(約7分)、要約版(文字、約12分)、全文録(文字、約50分)でお楽しみ下さい。
暮らしとエネルギー
〔対談〕エネルギー利用者としての基礎教養 弘前大学教育学部教授 日景弥生氏、フリーアナウンサー 葛西賀子氏
大学の授業では、学生へのアンケートや環境家計簿で「見える化」し、エネルギーの話をするが、回答を見るとエネルギー自給率と原子力発電の関係では矛盾するのに本人は気付いていない。 自分が出すCO2量への理解とそれを減らすための一歩を、と熱く語る。
経済とエネルギー
エネルギー政策で幸せを創ることは可能か 常葉大学経営学部教授、NPO法人国際環境経済研究所所長 山本隆三氏
米国ノーベル経済学者のポール・クルーグマンの言葉「医療、教育、電気は市場に任せてはいけない」、そして英国における原子力利用と利用しないリスクの比較、目に見えにくい便益等の考え方を紹介し、日本に警鐘を鳴らす。
エネルギー安全保障
第4次産業革命とエネルギー 慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科特任教授 遠藤典子氏
エネルギー安全保障の観点から、エネルギー資源の多くを中東に依存しているリスクを十分認識することが必要であり、強い財務基盤を持つ原子力事業者実現のための政策が重要と提言。
エネルギーの現場
〔寄稿〕震災から7年、女川は今 科学ジャーナリスト 東嶋和子氏
そして、津波を受けた近隣住民を300人以上も受入れて献身的に対応する発電所PRセンターの姿、女川町が新たに挑戦する数々の自立への道、また、その中で変わる発電所との関係など、町の復興が次第に進み見えてきた姿を温かい目を通して描き伝える。
エネルギー政策
いま、何を議論すべきなのか? 21世紀政策研究所研究主幹(当時) 澤昭裕氏
また、原子力発電所停止による老朽火力の稼働増加は、停電の可能性が出てくるとの言及は(2015年当時)、その後の「北海道のブラックアウト」(2018年)を考えると氏の慧眼に感服する。
原子力の必要性とリスク
原子力に未来はあるか 国際環境経済研究所理事・主席研究員 竹内純子氏
また、原子力の未来のために立地地域への貢献の見える化など、興味深い4つの提言が示されている。
地球温暖化
これからのエネルギーと地球温暖化問題について考える 一財 日本エネルギー経済研究所 地球温暖化政策グループ研究主幹 小川順子氏
これらへの対策は、省エネと低炭素エネルギーの最大限の活用であり、”電源のベストミックス“こそが最も重要なことである、と説く。
放射線と健康
放射線と健康 東北放射線科学センター理事長 宍戸文男氏
また、将来の健康障害に関して、東京都民の半数が、福島県民に何らかの健康影響が起きると考えていることにショックを受けたと語る。
高齢化社会とエネルギー
エネルギー施策の課題と今後進むべき道 NPO法人社会保障経済研究所代表 石川和男氏
大震災後の火力発電の増加等による電気料金の上昇、再エネの不安定性、低いエネルギー自給率を指摘し、こうした我が国独自の実情を反映した「エネルギー基本計画」の見直しを提案。
メディアの性質
世の中を動かす力は何か 毎日新聞社生活報道部編集委員 小島正美氏
日本の歴史とエネルギー
地形から読み解く日本文明 NPO法人日本水フォーラム代表理事、東北大学客員教授 竹村公太郎氏
エネルギー学びの場 -エネルギー施設訪問-
エネルギー情報誌「ひろば」では、エネルギー施設を訪問しながら、現在のエネルギーの問題やその対応策について紹介しています。
号 | 発行年月 | 訪問先 |
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499 | R2/03 | 南相馬変電所 東北電力株式会社 |
498 | R2/01 | 下郷発電所(揚水発電所) 電源開発株式会社 |
497 | R1/11 | 新北海道本州間連系設備 北海道電力株式会社 |
496 | R1/09 | 新信濃変電所 周波数変換設備 東京電力パワーグリッド株式会社 |
495 | R1/07 | 未来創電上北六ケ所太陽光発電所 未来創電上北六ケ所株式会社 |
ユーラス小田野沢ウインドファーム 株式会社ユーラスエナジー小田野沢ウインドパーク |
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494 | R1/05 | 中央給電指令所 東北電力株式会社 |