東北エネルギー懇談会

ひろば537号|せとふみのe report <要約版>

エネルギーミックスを支える現場から―技術者たちの思い―
~グリーンパワー住田遠野風力発電所~

サイエンスライター 瀬戸 文美氏

・グリーンパワー住田遠野風力発電所は、岩手県住田町と遠野市にまたがる山岳地帯に27基の風車が設置された岩手県最大の陸上風力発電所である。2023年5月11日に商業運転を開始し、総出力は11万3400kW、年間発電電力量は一般家庭の約8万4000世帯相当分になる。

・2020年から約2年半をかけて進められた建設工事では、安全管理とともに、豊かな自然環境にできるかぎり負荷をかけないようにすること、地域とのコミュニケーションを大切にしてきた。運転開始以降も、その基本方針は変わらない。

・発電所の保守管理業務は、月例点検、台風や雷などによる設備損傷の有無の確認、大規模点検を3つの柱としている。これらの点検業務を担当しているのが小笠原俊裕さんだ。

・小笠原さんは発電所の建設についての住民向け説明会で地域側として会場管理に携わっていたことが縁となり入社。「入社して地域や環境に対して真摯に向き合っている会社であると強く実感した。電気がつく『当たり前』を維持するための安全点検や環境整備を通して地域を守っていくことがこの発電所の役割であり、自分にとってのやりがいとなっている」と語った。

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