東北エネルギー懇談会

【NO7】マスコミ関係者から見た原子力について知りたいのですが?

 

 新聞記者の目から見た「原子力発電に関する報道」については、多様な論点が展開されています。

 当懇談会では、様々な記者経験者(現役の方を含みます)の方から、エネルギーや原子力、さらには社会事象についてのメディアから見た情報発信の形を「ひろば」で掲載しております。

 例えば①では、“結論ありきの報道”になりがちなメディアの特徴、「建前論」が先行するエネルギーや原子力問題、 “エネルギーの安全保障”を前提とした議論が必要であるなど、読者にとって興味深い新聞の実像に迫る内容が紹介されています。

 また②では、メディアからの情報が重要ではあるが、現実は「科学的な話よりも面白い話」、「安全な話よりも怖い話」、「統計的な話よりも例外的な話」がニュースになることが多く、これがニュースの方程式であること等が紹介されています。

 さらには、リスクを示すと正しいことを言っている気になるが、メリットも含めて全体の姿を表現し、総合的に判断すべきで、原発に慎重な人は清く正しい人で、原発推進の人はとても腹黒くて嫌なやつという見方はおかしい、背景となるその国の置かれた環境によって結果は全く違うことに気付くべき、などの指摘もあります(④)。

 そして⑤では、アメリカの核実験により「第五福竜丸」が被ばくした事件(1954年)、日露戦争後の講和条約(1951年)への誤解、最近ではハンセン病への誤解など、メディアが反省しなければならない事例として紹介されています。

 このように、自分の所属する新聞社を批判したりする等、いろいろな背景の中で真実を報道すべきであるという一貫した流れがそこには貫かれており、大変、読み応えがあります。

 

参考リンク先
当懇談会 ひろばH31/05,493号 電力自由化と安定供給(産経新聞東京本社 論説委員 井伊 重之氏)
ひろばH29/08,475号 世の中を動かすのは何か~メディア対応とエネルギー問題~(毎日新聞小島正美氏)
ひろばH27/03,449号 メディアから見たエネルギー問題(毎日新聞小島正美氏)
ひろばH24/06,413号 リーダーなき日本の明るい未来(毎日新聞社特別顧問、前常務取締役主筆 菊池哲郎氏)
ひろばH24/03,410号 原子力開発に関わる マスコミ報道の実情について(元読売新聞、科学ジャーナリスト 中村政雄)