東北エネルギー懇談会

お知らせ

会員企業の女性社員の皆さまを対象に「エネルギーセミナー」(2回シリーズ)を実施(1回目:10/3)

2025.11.07|ニュース

当会では、2025年10月3日および10日、会員企業の女性社員の皆さまを対象にした「エネルギーセミナー」(2回シリーズ)を実施しました。タイプの異なる発電施設の見学とグループディスカッションを組み合わせることで、親睦を深めながらエネルギーミックスについての知見を深めてもらう試みです。

今年で5回目の開催となり、今回は15名の皆さまにご参加いただきました。


1回目(10月3日)は、東日本大震災で被災した女川町の状況やその後の街づくりについて、地元で生まれ育ち、被災した語り部ガイドから説明をしていただきました。過去の写真と見比べながら現地を歩くことで、当時の状況や地元の方々の心情を知ることができました。


午後は東北電力(株)女川原子力発電所の見学です。女川2号機は昨年11月に再稼働(発電再開)を果たし、12月26日に14年ぶりに営業運転を開始しました。

まず、女川原子力PRセンターで実物の2分の1の大きさで再現された原子炉模型などで、原子力発電のしくみを学びました。

その後、専用バスで発電所構内へ移動し、電源車や緊急時対策建屋などの設備や海抜29m、全長約800mの防潮堤などを見学しました。原子力発電所を初めて訪れる参加者も多く、幾重にも施された女川原子力発電所の安全対策について熱心に聞き入っていました。

最後は、女川2号機の内部を360度カメラで撮影したVR映像を見て、発電所内部の安全対策工事について学びました。


【1回目のセミナーを終えて寄せられた声】

・海抜から29mの防潮堤は大変迫力があり、自然災害に対する安全対策がしっかりとされていることが理解できた。


・徹底した安全対策の取り組みに驚きを感じました。津波や地震への備えがしっかりしており、社員の方々の苦労も伝わってきました。


・(燃料の)原子力ペレット1個で約8か月分の家庭用電力に相当するという話を伺い、わずかな量で莫大なエネルギーを生み出すウラン燃料の凄さに驚きました。


・再稼働後の女川原子力発電所の見学ができたことは大変良かったです。VR体験も思っていたよりもリアルで有意義でした。


・安全対策に関して徹底に徹底を重ねた対策が施されているところを見学し、安全性の向上にむけて「安全対策に終わりがない」ことを痛感しました。



続くエネルギーセミナー2回目 (10月10日) の様子についても、来週ご紹介いたします。

語り部ガイドより東日本大震災の被害状況や
復興への歩みについて伺う

女川原子力PRセンターにて
原子力発電の仕組みを学ぶ

女川原子力発電所構内で
重大事故に備えた電源車や緊急時対策建屋などの
安全対策を見学

VR映像で発電所内部の安全対策工事について学ぶ

女川原子力PRセンターでの集合写真

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